ふくらはぎは、日常の歩行や立ち仕事などで疲れがたまりやすい部位のひとつです。むくみやだるさを感じたときに、自宅で手軽にできるケアとしておすすめなのが「リンパマッサージ」です。リンパの流れを促すことで、血行改善や老廃物の排出を助け、脚全体がスッキリと軽く感じられます。本コラムでは、ふくらはぎのリンパマッサージについて解説します。
準備として、マッサージ用のオイルやクリームを用意しましょう。これらを使用することで滑りがよくなり、肌への負担も軽減されます。近年はホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、香りの少ないものも人気があり、男性にも使いやすいでしょう。
マッサージの基本のやり方は、足首から膝に向かって下から上へと流すように手を動かすことです。最初に足首を軽く回したり、ふくらはぎを両手で包み込んで軽くもみほぐしたりすることで筋肉が緩み、リンパの流れが促進されます。
次に、親指以外の4本の指を使って足首から膝裏までゆっくりと滑らせていきます。このとき、強く押しすぎず、皮膚をなでるような圧で行うのがポイントです。膝裏にはリンパ節が集中しているため、最後に膝裏を軽く押して刺激してあげるとより効果的です。
デスクワークが多い方や立ち仕事をしている方は、ふくらはぎのリンパが滞りがちです。例えば、夕方になると靴がきつく感じる方や、だるさを感じる方は、夜の入浴後にこのマッサージを取り入れてみると良いでしょう。湯船で体が温まっているときに行えば、よりリンパの流れがスムーズになります。
本コラムでは、ふくらはぎのリンパマッサージのやり方を紹介しました。毎日続ける必要はありませんが、週に2~3回でも行う習慣をつけると、むくみや疲労を感じにくくなります。自分の手で自分の体をケアするこの時間は、日々のリフレッシュにもつながります。シンプルで手軽なリンパマッサージ、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。